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セレンディピティな恋

面影を見つけて

そんなはずはないのに

いるはずもないのに

高鳴る鼓動おさえられずに

車窓から追う彼の姿

ほのかなシトラスの香りがした

 

思い出の人たちに会うときは

どうか少しでも自分があの時よりも素敵でありたいと思っている。

そしてあの時知り合えたことを彼らの喜ばしい思い出にして欲しい。

それがささやかな私の向上心。

勘違いでも、背筋の伸びる思いだった。

 

そんなとき、セレンディピティを思い出した。

思いがけない偶然の幸運に巡り会うこと。

 

人生はもはやほとんどがセレンディピティ

 

運命を信じたい?

奇跡だと感じてる?

 

考え方は人それぞれだけど

何かを摑み取ろうと思っていない人には何も見えない。

思い描いたもの以外を否定してしまう人にも。

失敗は成功の母ともいうが、そんな意味もあるようで、

ある作家が作った造語なんだって。

 

聡明さと、柔軟さと、繊細さがもたらす閃きの力のような気がする。

 

それが運命の出会いなのかどうか

わからないけど

今の幸せと

どんな些細なことも

とりこぼすことなく感じていきたい。

 

それはほんとに

悲しいだけのこと?

寂しいだけのこと?

丁寧に、素直に、そして貪欲に。