サービス残業のカラクリ

相次ぐ労災

続かぬ新卒

止まない転職

 

かく言う私も、ゆとりの真髄。

最初の会社も辞めまして

ブラック…いや透き通るほどの漆黒の業種で働いておりました。

1日は24時間ではないし

1週間も7日ではなかったけれど、

特に恨みも後悔もありません。

大変貴重な経験をしたと思っています。

関わった方々には感謝さえしております。

場所が変われば、訴えに値するハラスメントの類もあったとは思いますが。。。

 

そんな中、いつも漠然と思っていたのは

あれ、誰も悪くない

みんな一生懸命なだけなのに

なぜ不幸せが生まれるのかな

っということ。

 

1つは伝え方かなと。

伝達ミス、コミュニケーション不足、配慮欠乏

「ありがとう」「助かったよ」

それだけで、価値を感じられる。これは潤滑油。

でも、言葉下手な人がいてもいいと思うのです。

そこでやっぱり今更ながら、

社会の問題だと思ったわけですわ。

社会の制度とか管理とか、そういうことを言いたいのではなくて個人個人の感覚的な問題では…っと。

 

労働問題で取り上げられるサービス残業は、

賃金の発生しない無賃業務を指しているわけだけど、サービスの相手って決して会社ではないと思うのです。

事件があれば、みんなしてあれやこれやと叩いては騒ぎ立てるけど…本質はそこではない気がして。

普通サービスをする相手って誰ですか?

クライアントですよね。

 

仕事という理由をつけて発注先に無理を要求する。なぜ?クライアントが期日を早めてしまったから。その連鎖。

クライアントの大元を辿ると、私たち一個人、1人ひとりだということに気がつく。

私たちが求めればそこにビジネスが生まれる。

早く、安く。

 

「お客さまは神様です。」なんて誤った解釈を振りかざすように。

それはもっと真摯な姿勢だったのに。

事の発端となった本人でさえも望まぬ形に、都合よく形を変えて。

仕事なんだろ、あたりまえだと押し付けて…

 

他人事ではない、みんなして被害者ぶった顔して、1人ひとりが加害者になり得る。

大きなものを盾にして責任から逃れてる。

そして、自分自身も傷つけて深みにはまっていく…。

 

一人一人がもう少し余裕のある生活ができたらいいのに。

そんなことを思った、今日この頃。